感動を見つけて、文章にできること。
頻繁にとまでは言えないけど、僕は時々本を読む。
新書とか小説とかノンフィクションとか、種類は気にせずに、主に古本屋の100円コーナーで、自分が読みたいなと思うものを買って読む。
ある日、なんとなく、少し前に流行った評判のいわゆる純文学と呼ばれる小説を買ってみた。
正直、話は「あれっこれで終わり?」と思った。
たぶん、純文学というジャンルに慣れてなかったから。
だけど、今まで読んだ本の中で飛びぬけて文章がきれいだった。
自分が日々見ている風景や過ごしている日常を、こんなふうに描写できるのか、筆者はこんなふうに毎日過ごしているのかと、とても驚いたことを覚えている。(たぶん筆者もいつも過ごしているわけではないけど。)
それと同時に、「そんな風に日々の生活をとらえられたら、毎日がもっと楽しくなるんじゃねぇの?」とも思った。
僕はまだきれいな夕陽を見ても、「あぁきれいだなー」としか表現できないけど、彼らはそれを文章で素材以上に伝えてくれ、読者に感動を与えられる。
さらに、僕らが特に気にも留めないような日常を切り取って「こんな風にとらえられたら素敵じゃない?」とヒントを与えてくれる。
そんな感じで、些細なことにも感動を見つけられたり、それをうまく人に伝えられるような人になりたいですね。