教員のお仕事
もうすぐ高校教員という仕事を始めて2年が経ちます。
そこで思ったのは、教員って仕事は他の職と比べてほんとに異なることが多いこと。
僕はおおざっぱにいって、
民間企業は利益=お金を稼ぐことが最終的な目的なんだと思ってます。
けど、教員って仕事はお金を稼ぐことが目的ではありません。
「生徒の将来のために何かすること」が目的です。
これが本当に厄介で、
というのも「生徒のため」というのが教員によってバラッバラなんですね。
何から何までお世話して、生徒が失敗しないようにする教員もいれば、
失敗させまくって自分で学べ、という教員もいる。
そして難しいところはそれらの正解がないとこなんです。
なぜかというと、「こうしたらお金を稼げる」という明確な指標がないからです。
ただ、僕は教員によってバラッバラでそれで良いと思ってます。
そんないろんな人がいろんなことを言う状況で、生徒が自分で考えてくれればいいんじゃね、と思っているからです。
なんとなく、これを言うとおおげさかもしれませんが、
教員は彼らの学校での保護者です。
彼らがもし家庭の中でだけで生きていれば、家の保護者の言うことが全てでしょう。
だけど、教員がそこに保護者とはまた違う視点で物事を言っていれば、
彼らに新しい視点を与えることができますよね。
そうすると、彼らに考えるきっかけを与えることが出来る。
そうして年を重ねて、自分で考えられるようになっていってほしいなと思っています。
僕が出来る「生徒の将来のために何かすること」は、
自分なりの考えを伝えて、生徒に考えてもらうことだと思っています。
だから、自分の考えはアップデートし続けなければいけない。
そのためには色んな人と話し、本を読み、考え続けていかないといけない。
だけどなかなか時間がなくて、
読書や教育関係以外の人と話す機会がなかったりするのが現状です。
いわゆる自己研鑚の時間が足りていない。
そこはどうにか変えていきたいです。